ダイアログ・イン・ザ・ダーク 対話とは・・・
ちょっと前のことになりますが、とても興味深い体験をしてきました。
1月某日、友人が以前から「いってみたい!」と希望していた、
『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』へ。
”純度100%の暗闇”の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャル・エンターテイメントです。
訓練を受けた視覚障碍者の方が、数名の参加者を率いて、暗闇の世界へ。
特別に作られた漆黒の世界。
枯葉が落ちているであろう公園、電車や家屋、喫茶店などを想定して作られた中をアテンドの方の誘導で進んでいきます。
公園ではボール遊びをしたり、喫茶店ではドリンクをオーダーし、みんなでお茶を楽しみます。
アイマスクをしているわけではないのに、目を閉じても、目を開けても、
まったく同じ真っ黒な世界。
正直私は怖かった。。。
だんだん慣れてはくるのですが、やっぱり動き出す瞬間は恐怖心が・・・
同じグループになった人たちで助け合いながら、90分の暗闇体験をします。
この日初めて会った人たちなのに、声が頼りなので、人の声で安心できる。。。
目から情報を得られないと人は別の方法で何とか情報を得ようとするんだ。
ということを実体験しました。
人の声、周りの音、気配にとても敏感になります。
視覚情報が遮断された中でお茶を飲むと、温度や香り味が今までよりとても繊細に感じられます。
エンターテイメントという位置付けではありますが、視覚障碍者体験でもあります。
体験型施設で安全が確保された中でも私はふとした瞬間「みえない怖さ」を感じました。
是非いろんな人がこの体験をしてみるといいと思う。。。
東京・竹芝「対話の森」では
私が体験した暗闇の中での対話のほかに、
ダイアログ・イン・サイレンス 音のない世界。静けさの中の対話。
ダイアログ・ウィズ・タイム 歳を重ねること。世代を超えた生き方の対話。
があるようです。
ご興味ある方は「対話の森」で検索してみてね。